日本薬剤師会
薬剤師会は全国組織の財団法人日本薬剤師会を最上部団体とした日本でもっとも古い薬剤師職能団体である。その下部組織に都道府県の薬剤師会、地域の薬剤師会が連なっている。
主に薬局(病院の薬局ではなく町の薬局)に経営・従事する薬剤師が中心となっている。
加入は自由で、薬剤師の約4割約10万人の会員を持つ。
下部団体である地域の薬剤師会に加入することにより、自動的に都道府県薬剤師会、日本薬剤師会にも加入される。
日本薬剤師会の歴史
明治26年 薬剤師の全国統一団体「日本薬剤師会」が設立された。初代会長は正親町 実正(貴族院議員,侍従長、埼玉県知事)。
昭和23年 日本薬剤師会と日本薬学会が合併。
昭和43年 第1回日本薬剤師会学術大会(東京)を開催。
現会長中西 敏夫で23代目となる。
日本薬剤師会の活動
国民の厚生福祉の増進に寄与するため、薬剤師の倫理的及び学術的水準を高め、薬学及び薬業の進歩発展を図ることを目的とした様々な活動を行っている。
日本薬剤師会の会員
会員数:99,534(2005年10月末現在)
内訳
・薬局薬剤師 70%
・一般販売業に従事する薬剤師 8.9%
・病院・診療所薬剤師 8.5%
・行政薬剤師 2.3%
・製薬企業薬剤師 1.4%
・その他 8.8%
日本薬剤師会の加入特典
地域の医薬品管理センターなどが行う医薬品の小分け販売を利用できることが薬局の大きな特典となっている。
その他、月刊誌「日本薬剤師会雑誌」の送付、講習会への参加、薬剤師年金の加入、レセプトの代理提出などの特典がある。
日本薬剤師会の組織
総会
代議員をもって組織する。
(2007年8月の臨時代議員会により、代議員会の廃止が決定)
<総会の決議事項>
・会の運営に関する重要な事項
理事会
会長、副会長、理事をもって組織する。
<理事会の決議事項>
・総会の招集並びにこれに提出すべき議案
・会務運営及び事業執行に関する事項
・その他会長が必要と認めた事項
常置委員会
組織・会員委員会
法制委員会
医療保険委員会
生涯学習委員会
一般用医薬品委員会
職能対策委員会(医薬分業検討会、高齢者・介護保険等検討会、地域保健検討会、医療事故防止検討会、情報システム検討会、薬局製剤・漢方委員会)
調剤業務委員会
環境衛生委員会
編集委員会
DI委員会(薬価基準収載品目検討会、医薬品情報評価検討会)
国際委員会
医薬品試験委員会
特別委員会
実務実習に関する特別委員会
薬剤師業務に関する特別委員会
アンチ・ドーピングに関する特別委員会
職種部会
局薬剤師部会
病院診療所薬剤師部会
製薬薬剤師部会
行政薬剤師部会
学校薬剤師部会
農林水産薬事薬剤師部会
卸薬剤師部会