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薬剤師国家試験


薬剤師国家試験

第71回までは年2回行われていたが、それ以降は年1回になった。近年は3月の土・日の2日間で行われている。

薬剤師国家試験の受験資格

次のいずれかに該当する者
(1) 学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく大学(短期大学を除く)において、薬学の正規の課程を修めて卒業した者(平成20年3月31日までに卒業する見込みの者を含む)
(2) 外国の薬学校を卒業し、又は外国の薬剤師免許を受けた者で、厚生労働大臣が(1)に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有すると認定したもの

薬剤師国家試験の試験科目 

・基礎薬学 60問
・医療薬学 120問
・衛生薬学 40問
・薬事関係法規及び薬事関係制度 20問
の計240問

薬剤師国家試験の試験地

北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県、福岡県

薬剤師国家試験の合格基準

次の2つの条件を満たしたものを合格とする。
1.問題の難易を補正して、計算して得た総得点312点(65%)に対応する実際の総得点(試験毎に異なる)以上の得点の者
2.各科目全てが35%以上の得点の者

(注1)問題の難易の補正計算とは、正答率及び識別指数の低い問題の得点を調整して計算することである。
(注2)配点は、1問2点の480点満点である。
※識別指数:問題が成績の良い受験者(成績上位25%の者)と悪い受験者(成績下位25%の者)とを効率的に識別しうる能力を表す数値。問題が上位者、下位者ともの全員正答は0、上位者全員正答、下位者全員誤答は+1、また、上位者全員誤答、下位者全員正答はー1である。

第95回薬剤師国家試験

試験日:平成22年3月6日(土曜日)及び同月7日(日曜日)
合格発表:平成22年3月30日(火曜日)午後2時

第93回薬剤師国家試験解答速報
第94回薬剤師国家試験解答速報
第95回薬剤師国家試験解答速報
第96回薬剤師国家試験解答速報
第97回薬剤師国家試験解答速報  

過去の試験回数別合格者数

薬剤師国家試験の第75回(1990年)から第92回(2007年)まで(18年間)受験者と合格者の推移は次の通り。

  • この18年間の受験者数は、毎年1万人以上であったが、第92回(2007年)には12000名を超えた。
  • 受験者数については、新卒が毎年8000名を超えており、その他の受験者は、第76回(1991年)の1403名から第92回(2007年)の3321名とかなり幅があった。
  • 合格率については、新卒は第90回(2005年)の93.3%が最も高く、第77回(1992年)の78.5%が最も低かった。その他の受験者は第78回(1993年)の60.4%が最も高く、その反動からか、翌年の第79回(1994年)の38.7%が最も低かった。

 

薬剤師国家試験の合格率

薬剤師国家試験の第75回(1990年)から第92回(2007年)まで(18年間)の合格率の推移は次の通り(新卒受験者と、その他の受験者の合計) 合格率はおよそ70%~80%の間を推移しており、80%を超えたのは、第75回、第78回、第87回、第88回、第90回の5度であった。合格率が最も高かったのは、第75回(1990年)の85.3%で、反対に第80回(1995年)の71.1%が最も低かった。

薬剤師国家試験合格率

厚生労働省の薬剤師調査

「薬剤師法」により、薬剤師は厚生労働省令で定める2年ごとの年に、現在の氏名・住所・その他の事項を、住所のある厚生労働大臣に届け出が義務づけられている。2007年10月現在、最新のデータは次の通り(2004年12月31日現在のデータ)。

全国の届け出「薬剤師数」は1982年に124,390人だったのが伸び続けて、2004年には241,369人になった。そのうち男性は39%で94,794人、女性は61%で146,575人である。

年代別にみると、30~39歳が26.3%で最も多く、40~49歳が24.2%、29歳以下が19.9%、50~59歳が17.3%と続き、60歳~69歳が7.3%、さらに70歳以上の者も5.0%の届け出がある。

年齢別の薬剤師数

薬剤師総数のうち、病院・診療所勤務と薬局勤務の推移を1965年から2004年までみると、1992年に病院・診療所勤務の薬剤師が43,416人、薬局勤務の薬剤師が52,226人と、その差は約9000人だったが、1994年にはその差は約15,000人、1996年にはその差が20,000人と徐々に広がり、2004年にはその差が約68,000人と大きなものになった。

病院・診療所勤務と薬局勤務の推移

薬剤師の就職先を見ると、薬局に従事する者が全体の約半数の49%、病院・診療所に従事する者が20%で、医薬品関係企業に従事する者が19%と、両方とも全体のおよそ5分の1にあたる。大学の勤務者・大学院生・研究生などが3%、衛生行政機関または保健衛生施設に従事する者が2%、無職の者とその他の業務者と合わせたその他が7%という結果になった。

薬剤師の就職先

薬剤師国家試験の予備校

薬剤師の国家試験が不合格になった場合、薬剤師国家試験の予備校が存在します。

主な薬剤師国家試験予備校